【社員紹介#15】仮想化関連の技術は奥深く学ぶことが尽きません(クラウド開発エンジニア)
※ この記事はSDPFクラウド開発エンジニア紹介シリーズの1記事です
はじめまして!NTTコミュニケーションズに出向しソフトウェアエンジニアをしている杉浦です。
SDPFクラウドの中の仮想サーバーメニューの開発をしています。
今回は、クラウド技術を活用したソフトウェア開発に興味のある学生・エンジニアの方向けに業務内容や扱っている技術についてご紹介します。
SDPFクラウドとはなんぞや、という方は先に以下の記事を読んでいたたくことをおすすめします。
プロフィール
2021 年入社
情報工学専攻修士卒
学生時代はどんなことをやっていましたか?
光通信系の研究室に所属し、光伝送網を使った並列通信プロトコルの開発をしていました。Rust で実験プログラムを書いて物理マシンにデプロイし、プログラムを実行してパフォーマンスチューニングをする、といったことをやっていました。
研究室のインフラまわりのモダン化にも取り組み、Ansible を使った IaC 化や LDAP サーバを導入して ID 管理を楽にする営みもしていました。
現在の業務内容は?
SDPFというサービス群の中の仮想サーバーメニュー の開発をしています。
仮想サーバーメニューでは内部で OpenStack という OSS を活用しています。 OpenStack は OSS として公開されているものをそのまま使うのではなく、我々の要件に合わせてビジネスロジックを追加したり、バグの修正パッチを当てたりしたものを使っています。
私のチームの大きなミッションの一つが OpenStack のアップデートと継続的な運用改善です。仮想サーバーメニューを継続的に提供するためには、新しいホスト OS, 新しいバージョンの OpenStack に対応する必要があります。これらの業務を効率化するため、私は OpenStack の自動テストツールの開発や、 ElasticStack を活用し監視機能を強化しました。
入社してどんなスキル・専門性がついたか?
幅広いソフトウェアスキルが身につきましたが、特に OS の知識, シェル芸, アーキテクチャ設計が身につきました。
まずは OS の知識です。社内で ゼロからの OS 自作入門 の勉強会を開催し、OS を自作しました。 メモリの割当やシステムコールの動作をOS観点で理解できるようになったことで、商用のトラブルシューティングの際にも問題をより深く分析できるようになりました。
それから、業務外でシェル芸のスキルを身につけました。 1日1問、半年以内に習得 シェル・ワンライナー160本ノック を完走した様子を記事として書いたのでよければご覧ください。
日中の多くの時間は bash の上で生活しているので、 シェル芸ができるようになったことで作業効率が大幅によくなりました。
また、 twada さん主催の社内勉強会にて モノリスからマイクロサービスへ を読み、アーキテクチャ設計の勉強をしました。社内にあるレガシーシステムであればどのようにモダンな仕組みに移行できるかを議論し、とても勉強になりました。
入社してよかったことは?
技術が好きな人が多く、勉強していて楽しいです。
Slack での投稿, Tech Night , Tech Lunch など、全部追うのが難しいほど技術交流が活発で、よい刺激になっています。社外勉強会や新刊情報の情報もよく流れてきます。
ワークライフバランス観点だと、休みが取りやすいのもうれしいですね。休みたい日には確実に休めますし、周りから白い目で見られることはないです。
どんなエンジニアを目指しているか?
パフォーマンス解析をもっと本腰を入れて取り組みたいと思っています。
詳解 システム・パフォーマンス 第2版 を、 Linux ってこんな機能あったんだ!こんな情報まで取れるんだ!といった驚きながら読んでいます。現在の仮想サーバー基盤では取得できる情報には限りがありますが、パフォーマンス解析に役立てられるように仮想化基盤の機能拡張やモダン化に力を入れていれるとともに、 BCC tools などの新しいツールにも習熟していきたいと思っています。
最近触った面白い技術は?
仕事とは関係ないですが、自宅サーバをやっていると消費電力って気になりますよね?私も自宅のPCでCookieを焼いていて消費電力が気になってたので、スマートメーターの機能で消費電力をリアルタイムに計測できるようにしてみました。 Rust を書いて Raspberry Pi にデプロイし、東京電力設置のスマートメーターとおしゃべりできるようにしてみました。
学生へのメッセージ
弊社にはいろんな人がいます。各自が得意なこと持ち寄ってチームで助け合って仕事をしているので、みなさんの力が合わさればもっと大きな仕事ができると思います。ぜひいままでやってきたことや得意な分野、好きなことをお聞かせいただけるとうれしいです!
なお、この記事に興味を持った人は、2024 年夏の現場受け入れ型インターンシップポストの「B20.エンタープライズ向け大規模クラウドサービス(仮想サーバー)のソフトウェア開発」にてポストを出しておりますので、奮ってご応募ください。
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