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【社員紹介#12】社員の自主性を重んじて、新入社員でも挑戦させてくれる社風です(クラウド開発エンジニア)

※ この記事は SDPF クラウド開発エンジニア紹介シリーズの1記事です

はじめまして、NTTコミュニケーションズのプロダクト・サービスエンジニアとしてSDN開発に携わっている梶浦です。
本日は私の業務について簡単にご紹介させていただきます。

私はSDPF の中でも特にクラウドのSDN開発に携わっています。
SDPFのクラウドには様々な計算リソースがありますが、それらを繋ぐためになくてはならないネットワークをオンデマンドに提供するためのNW仮想化を担う部分です。

今回は特にネットワークとソフトウェアを融合したSDN開発の面白さをお伝えします。
SDPFのクラウド開発が何かについては以下ページをご覧いただけますと幸いです。


プロフィール

  • 理工学部研究科 修士卒

  • 2015年度入社、VMware仮想化基盤に携わる

  • 2018年度より現職にてSDN担当

学生時代はどんなことをやっていましたか?

学生時代はクラウドサービスの研究をしていました。
当時、日本でも普及し始めたところだったクラウド基盤をいかに効率的に使うか、セキュリティの観点で考える研究です。
プライベートクラウドの運用を行っていたこともあり、今の業務内容と直接繋がる内容だったのはラッキーでした。

入社のきっかけは?決め手は?

内定を持っている方が同じ研究室にいたことが最初のきっかけです。
その方から社員を紹介いただいて、そこから興味を持って応募にいたりました。

紹介されるまではNTTがクラウドサービスを作っているとも知らなかったので、自分たちで作り運用まで行っていると聞いて驚きました。

正直そこまで真面目に就職活動をしたわけではないのですが、他に内定をいただいた外資系企業と比較した時に国内でクラウドサービスの開発ができるという点が魅力で入社を決めました。

入社して実際に開発できているので今でもこの判断は正しかったと思っています。

現在の業務内容は?

現在はSDPFクラウドのSDN開発に携わっています。

SDNという単語は指す領域が広くイメージが付きづらいのですが、私のチームでは主にVMなどの計算リソース同士を繋ぐ部分を開発しています。
NW全体のコントローラから渡された抽象的なコンフィグ情報を各機器に渡せる形に変換し、EVPN/VXLANといったプロトコルで疎通性を持たせる部分です。

業務内容はコーディングからアーキテクチャ設計まで多岐に渡ります。
ときにはLinuxカーネル内部まで入り込むこともあり携わる範囲はかなり広いです。

クラウドサービスの提供に必要なネットワーク要素

どんな技術を使っているか?

メインでは他社から提供されているSDN製品を使っていますが、そのソースコードも提供いただいておりそこに対してコントリビューションを行うなど、アプライアンスとOSSのハイブリッドのような開発形態を取っています。
その中で利用しているNWの仮想化技術はEVPN/VXLANで、実装にはC/C++言語が使われています。
特にホストOS上で動作する仮想ルータのコードはLinuxカーネルモジュールとして実装されているため、デバッグに必要であればアセンブリ言語も読み書きします。
このあたりについてインターンシップで扱った内容を開発者ブログにて公開しておりますのでよければご一読ください。

一方、外部との結合にはPythonで記述されたAPIサーバを利用しています。
関連するレイヤが広いため、必然的に求められるスキルの幅も広くなっています。

仕事のやりがいは?楽しい瞬間は?

より品質の高いサービスを作るためにメンバーと頭を悩ませている時は大変ながらもやりがいを感じます
どうしたら安定性が高まるか、お客様に安心して使っていただけるか、考えることは多いですがその分利用していただけた時の喜びはひとしおです。

チームメンバーと技術的に課題解決を追求している瞬間も楽しいです。
私自身が論理的に納得できるまで追求したい性分なのでそれに付き合ってくれるチームメンバーがいてくれることは幸運です。
その中でも、一番楽しかった瞬間は新卒1年目のころに今携わっているSDPFクラウドをリリースした時です。
正直褒められるような働き方では無かったのですが、試行錯誤しながらなんとかリリースしようとみんなが同じ目標に向かって団結していました。
特に、初めてすべてのコンポーネントが繋がりGUIが表示された瞬間は感動しました
オフィスの近くで売っていたノンアルコールワインを片手に関係者全員でお祝いしたことを今でも覚えています。
これを超える達成感は今のところないですね。

入社してどんなスキル・専門性がついたか?

具体的なスキルというよりは物事を抽象的に捉えて構造化する力が身に付いたと思います。

私の場合、入社前から携わっている領域が変わっていないので、新しく身に付けるよりも自分の力をどう活かすかの比重が大きかったです。
業務を進めていく中で単純な専門スキルだけでは通用しない領域があることを痛感し、複雑なものをどう捉えて業務に落とし込むかの能力が自分に足りていないことを自覚しました。

周囲に恵まれたこともあり、大規模なシステムの複雑系にどう立ち向かうかを業務を通じて学ばせていただきました。
おかげでいまでは多人数でプロダクトを作り上げるためのスキルが身に付き、より一層複雑なシステムにも臆せず向かっていくことができています。

入社してよかったことは?

自由な環境で業務に当たれることがよかったです。
自由と無法を履き違えると大変なことになるのですが、弊社は自由だと思っています。
社員の自主性を重んじて、新入社員でも挑戦させてくれる社風です。
業務上で必要なことを追求したいとなった時に止められることはほとんどありません。
新しいコミュニティを立ち上げたり対外的に発表したり戦略上必要なことも自分で提案して進めることができます。
私自身、新入社員の頃から比較的自由にやらせていただいたおかげで今の私があると言っても過言ではありません。これからはその文化を作る側としてより一層挑戦できる社風を育んでいきます。

また、誠意をもって行った業務に対して過度に責任を追求されることがありません。
もちろん失敗したら最低限の後始末はしなければならないのですが、失敗そのものが不利に働くことはありませんし、理不尽に怒られるようなこともありません。
これも挑戦を後押ししてくれる一因です。

所属部署にどんな印象を持っているか?好きなところは?

自律的に動く組織という印象です。
チームごとに求められる技術が異なる上に開発スタイルも異なります。
このおかげでメンバーに合った手法や技術を選定できるのは技術に真摯に向き合うことができて良い点だと思います。

入社してギャップはあったか?

思ったより包容力のある会社だなと感じてます。
法令やコンプライアンスの遵守意識は高いのですが、一定のルールさえ守っていれば厳密性は求められません。
入社前はかなり堅苦しい印象があったので意外でした。

どういう人が向いていると思いますか?

無邪気に技術やゴールを追求できる人が向いていると思います。
変にうがった見方をせず、素直に技術に向き合える人が活躍できると信じています。

学生へのメッセージ

会社が大きいだけあって色んなタイプの人がいるので、だいたいの人間は受け止められます。
難しく考えたり下手に脚色したり自分を偽らずに真摯に自分をぶつけてもらえたらきっと誰かが拾ってくれます。

なお、この記事に興味を持った人は、2024 年夏の現場受け入れ型インターンシップポストの「B21.エンタープライズ向け大規模クラウドサービスを支える仮想ネットワークソフトウェア開発」にてポストを出しておりますので、奮ってご応募ください。


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