【社員紹介#39】国内最大級の IaaS のネットワークオーケストレーション(クラウド開発エンジニア)
※ この記事は SDPF クラウド開発エンジニア紹介シリーズの1記事です
はじめまして!NTT コミュニケーションズに出向し、ソフトウェアエンジニアをしている三井です。
現在は SDPF クラウドにおけるネットワークオーケストレータ開発に従事しています。
今回はクラウド開発に興味のある学生・エンジニアの皆さんに 向けて SDPF クラウド開発の業務紹介や部署の雰囲気などをお伝えしたいと思います。
そもそも SDPF クラウドってなに??という方は、ぜひ以下の記事を先にご覧ください!
【インタビュー公開】NTT もクラウドを作っているって知ってた?国産クラウド開発の「秘密」に迫る|moreドコモ @NTTドコモ新卒採用チーム
プロフィール
2023年入社
情報理工学専攻修士卒
学生時代はどんなことをやっていましたか?
クラウドに関連する研究室に所属し、高性能計算環境と高再現性の計算環境との融合に関する研究をしていました。
AWS 上に一般的な HPC の環境と Kubernetes クラスタ環境をそれぞれ構築し、双方で HPC のジョブを実行し、両者の性能比較や構築コストの比較等を行っていました。
大学院では、機械学習などに用いられる GPU クラスタの最適なジョブスケジューリングを研究していました。
入社のきっかけは?
直接的なきっかけは、同じ研究室を卒業された先輩が研究室訪問にいらっしゃり、会社紹介をしていただいたことでした。
元からクラウドに興味があったので、自社でクラウドサービスを提供しているという話を聞いて、より深く会社のことを知りたくなりました。
また、懇談などを通して社員の方々とコミュニケーションを重ねていくうちに感じとった雰囲気も気に入った点でした。この直観は入社して1年以上経った今でも間違っていなかったなと感じます。
現在の業務内容は?
NTT コミュニケーションズ が提供するクラウドサービスである SDPF クラウドのネットワークオーケストレータ(コントローラ)部分の開発を行っています。
ネットワークオーケストレータは SDPF クラウドの各サービスのコントローラと連携してクラウドのネットワークサービスを実現しています。L2 ネットワークの構築やゲートウェイ、NFV(Network Functions Virtualization)リソースの作成管理・モニタリング機能を提供しています。
SDPF クラウドのネットワーク機能の中核を担っており、非常に高い信頼性が求められます。
技術的に少しだけ詳しく書くと SDPF クラウドでは OpenStack を活用しており、本オーケストレータはその中のネットワーク部分の管理を担うコンポーネントである Neutron と互換しています。チームで開発しているネットワークオーケストレータは OpenStack Neutron 機能モジュールの役割を担いつつ、さらに、Internet 接続ゲートウェイ等に必要な設定投入機能モジュールも備えています。
技術スタックとしては Python / Go / JavaScript / Ansible / GitHub Actions などを使用しています。また、CI基盤に Google Cloud を活用し、Kubernetes クラスタの運用も行なっています。
仕様や方式の検討から、開発、デプロイ、テストやお客様等からの問い合わせ対応まで、業務内容は多岐にわたります。
最近取り組んでいることは?
CI 環境の GitHub Actions への移行を推し進めています。チームでは今まで Jenkins を CI 基盤に利用していましたが、CI の Job 内容がコード管理されていないものが多数を占めており、変更に大きなコストがかかるものになっていました。また、環境要因で Job が Fail してしまうことが多く、開発体験を大きく損ねるものとなっていました。
GitHub Acitons に移行することで、workflow の管理を容易にし、環境要因で失敗することを極力なくすことを目指しています。また、チームでは開発リポジトリに GitHub を利用しているので、CI 基盤をシームレスに統合できるのも強みです。
GitHub Actions への移行の取り組みの一部は、すでにNTT Communications Engineers' Blog でも記事がありますので、ご興味があればぜひご覧ください!
SDPFクラウド/サーバー ESIチームにおけるCI改善の取り組み - NTT Communications Engineers' Blog
入社してよかったことは?
勤続年数に関わらず、大きな裁量を持たせてもらえるところだと思います。
先述の CI 移行の取り組みもその一つです。基盤の構築にも興味のある自分としては、基盤の設計から考える必要のある CI 改善のトピックは非常に魅力的なものでした。初めの CI 環境のキャッチアップは先輩から教わるところから始まりましたが、その後の進め方や技術選定、構成などについては自分で考え、適宜先輩に相談しながら進めて行きました。
チームとしてプラスになるところであれば、やりたいこと、面白そうに感じられるところをやらせてもらえていると感じますし、それをサポートしてもらえる体制も整っていると感じます。
また、社内でのソフトウェアエンジニアスキルを磨く研修も充実していると感じます。昨年はその1つである twada塾に参加し、Web アプリケーションの開発をデータのモデリングから実装、デプロイまでを一通り体験しました。隔週で行われた、弊社技術顧問であるtwadaさんとの1on1では研修の内容だけでなく普段の業務に関しても相談に乗っていただき、大変有意義なものでした。
学生への一言
組織で働く以上、結局は”人”と一緒に仕事をする人もやはり大切だなと感じます。社内や社員の雰囲気などはやはり実際に働く社員との交流をしたほうがイメージも湧くと思うので、ご興味があればぜひインターンシップや Tech WorkShop にご応募ください!
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